今回は家づくりの中でも後悔しやすい、コンセント位置について注意点、おすすめな配置箇所を紹介したいと思います。
コンセント数の目安
コンセントの数は、2畳あたり1か所(2口以上)が目安です。
コンセントの配置は、部屋の対角線上に分散させて取り付けると、延長コードがなしで電気製品が使用でき便利ですよ。
コンセント配置のポイント
<配置>
家電はさしっぱなしのものと、頻繁に抜き差しするものの2種類にわかれると思いますが、用途に応じたコンセント配置をおすすめします。
特に抜き差しの頻度が高い家電は掃除機だと思います。
できるだけ抜き差しの回数が少なくて済むような配置を意識してコンセントをつけるのがポイントです。
一般的なコンセントの高さは25cmですが、30~35cmにすると見栄えも特に違和感なく抜き差しが便利になります。
※高さ:コンセントの中心位置の高さです。(下図参照)
老後のことを考え、抜き差し時に腰の負担を軽減するため、40~45cmにするのもありだと思います。
(個人的意見ですが、見栄えは若干悪くなると思います。)
(出典:Panasonic)
<見た目>
コンセントはただ便利であればよいというわけではなく、見た目も気にした方がいいです。
例えば、玄関入って正面にコンセントがあると目立ち、せっかくの自慢の玄関が台無しになってしまいます。
エアコン用コンセントも、一般的にはエアコンよりも下に配置されがちですが、コードがびろ~んとなって見た目がだらしなかったりしますので、見た目も気にして配置を考えましょう。
各部屋のコンセント配置例とおすすめ位置
玄関、階段
玄関は掃除機を使用したり、濡れたものを乾かすためにドライヤーを使用したり、光るものを飾ったりするように使用しますが、見栄えも気にして配置すると良いと思います。
我が家の場合は、玄関と階段が近いため、階段の1段目に配置し掃除機はそこから使用するようにしました。
また、コードレス掃除機の充電用に物入内にも配置しておきました。
(コードレス掃除機はまだ持っていませんが。。。)
コードレス掃除機(ダイソン Dyson Cyclone) | ||||
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洗面所、脱衣室
洗面所はドライヤー、電動歯ブラシ、シェーバーの充電などで使用しますが、洗面台にコンセントがついていることが
多いので、あまり気にしなくてもよいかもしれません。
ただし、洗面台用のコンセントが必要で、洗面台の上につくことがありますが、その場合は横向きに配置すると、コンセントが見えにくくなりおすすめです。
夏はドライヤー使用時暑いので、洗面台と反対側の壁に扇風機用のコンセントを配置しています。
私は床から25cmにつけましたが、壁付けの扇風機を付けられる方は、190~200cmあたりにつけてもよいかもしれません。
我が家は洗面所と脱衣室が分かれているため、脱衣室にもコンセントをつけています。主な使用用途は下記2点です。
・赤ちゃんをお風呂に入れる前に、脱衣室に寝かせておくため、冬場の暖房用
・脱衣室に天井からの吊り下げ物干しがあるため、サーキュレーター用
洗濯機
洗濯機のコンセントは漏電を防ぐため、一般の105~110cmがおすすめです。
トイレ
トイレ用コンセントは、ドアから遠い側の壁面につけると見栄えがすっきりしておすすめです。
我が家の場合は、手前側しかつけられませんでしたが。。
キッチン、カップボード
キッチンまわりは、家電が多いため注意が必要です。
使用する家電の数、暮らし方を思い浮かべながら配置しましょう。
我が家の場合はこんな感じです。
<キッチンまわり>
・ミキサー用←特におすすめ
<カップボードまわり>
・冷蔵庫
・レンジ、トースター
・炊飯器、電気ケトル
・コーヒーメーカー、スマホ充電①
・スマホ充電②←スマホ充電用は2ヶ所くらいあると便利
ダイニング
ダイニングはホットプレート、ミシン、パソコン、スマホ充電などを使用することを意識しながら配置を考えます。
ホットプレート用はテーブルの下にコンセントが隠れた方が見栄えがよいので、そこを意識して配置します。
たいていのダイニングテーブルは天板の高さが70cmなので、コンセント中心位置を540cmにするといい感じにテーブルの下に隠れます。
学校の体育館についていたような、床につけるタイプのコンセントをつけるのもありですが、スマホ充電用には向かないのと、
床にとりつけるのに抵抗があったため、我が家では不採用にしました。
床につけるタイプのコンセント | ||||
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リビング
リビングは、エアコン、アイロン、スマホ充電、ゲーム、テレビなどいろいろな家電を使用するため、注意が必要です。
テレビ用のコンセントは特に注意が必要なので、また個別に記事を作成します。
寝室
寝室はエアコン、テレビ、扇風機、暖房器具、スマホ充電、照明器具などを考えて配置します。
寝室はベッドなどの家具を置くため、家具に隠れてしまわないよう家具の大きさを考えて配置しましょう。
家具の大きさはニトリなどのホームページで何種類か確認すると良いです。
子供部屋
子供部屋は、エアコン、学習机、テレビ、パソコン、スマホ充電、ベッドを意識して配置します。
学習机は机の後ろでもコンセントにつなげますが、ベッドでコンセントが隠れるとスマホが充電できなくなるので注意が必要です。
寝室同様あらかじめ家具の大きさを確認しておきましょう。
無線ルータ、光テレビ機器を置く場所
インターネットの取り込み部、光テレビの機器を置く場所は特に注意が必要です。
別の記事に詳しく書いているため、そちらを参照ください。
無線LANルータ、光テレビ機器を置く場所のコンセント配置は要注意!
外まわり
外は、ウッドデッキでのホットプレートの使用、電気自動車の充電、掃除機での車の掃除、電動自転車の充電を考えてつけましょう。
電気自動車充電用 | ||||
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まとめ
コンセントは、数が多いほどお金がかかりますが、あとで「ここにつけとけばよかったーー」と後悔しないよう、配置をよく考えてできるだけ多めにつけておきましょう。