仕事が辛すぎて辞めたい人、自分は仕事ができないと思っている人へ

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会社に行きたくない、行くのが辛すぎる…。

仕事は辛いけど、会社に行かないと生活もできなくなるし、仕事も進まないから仕方なく行っている。
今そういう状況にある方に少しでも参考になればと思い、私が入社1~4年目あたりまでに体験したことをもとに、辛い状況を切り抜ける方法を紹介します。

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就活から入社まで

まず、私の経歴からお話しします。
私は工学部機械系の大学を出ました。

2010年度の入社になるのですが、2008年のリーマンショックの影響で私が就職活動していたときは、就職氷河期真っただ中。
そのため、就職活動はなかなかうまくいかず、希望の設計業務の仕事ができるメーカは落ちまくっていました。

大学の推薦を受けることもできましたが、大学の推薦のメーカは私が希望するレベルよりも下のメーカが多かったため、自由応募にこだわっていました。

そんな中、30~40社受け、唯一受かったのが第一志望でわりと大手の今の会社です。
第一志望、やっと受かった会社ということもあり、入社当時はやる気に満ち溢れていました。

仕事場でのつらい状況に陥るまで

会社はとてもホワイト企業で、研修期間もしっかりあり、工場の現場研修も終え、いざ設計部署に配属。

最初のOJTの先輩はいい人に当たったのですが、その方はすぐに違うチームになってしまいました。

代わりに違う先輩がチームに入ってきて、その人の下で働くことになりました。
そこから、私のつらくて長い暗黒時代が始まりました。

辛くなるまで

主に先輩と私の二人で行っていくプロジェクトが始まりました。
大まかに仕事をもらい、こなしていたつもりですが、「仕事が遅い」「何にそんな時間をかけているんだ」「○時~○時まで何やってたの?」「ミスが多い、ミスをなくせないのか」などなど。

そこから、私の業務をすべて把握するために、個人的に作成していた業務リスト(項目、内容、進捗、期限が書いてあるもの)を毎朝打合せし、今日はこういう時間で、どれをこなしていくかを話し始めました。

何をやっても怒られる

毎朝業務計画を話し合いますが、当然電話がかかってきたり、他の人に質問されて答えたり、当初予定していたよりも時間がかかり、遅れが発生します。

それに対し、「仕事が遅い」「何にそんな時間をかけているんだ」「○時~○時まで何やってたの?」と言われますが、私もその当時電話に何分、質問に何分とメモっていたわけでもなかったため、答えられず、自分に自信もあるわけでもなかったので、「すみません、、」としか言えない状態でした。

そのお説教はだんだん増えていき、一日4時間以上言われるのはざらで、言われない日はありませんでした。

当然4時間怒られるとその分仕事が進まないので、残業でなんとかしようとするのですが、先輩も残業しているため、仕事は捗らず、プロジェクトが進まないともっと怒られる、なんとかしないとという思いで22:00から家に帰ってからもやっていました。
(私の会社はホワイトなので、22:00には帰らないといけないルールがありました。)

そんな日が3年半ほど続きました。

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切り抜け方法、わかったこと

「自分の中で、どんなに頑張ってもここまでしかできない」というのを持っておく

私の状況を見て、元OJTが心配してアドバイスをくれました。
どんなに頑張っても、できないものはできない。

もちろん怠けてはいけないが、理不尽なことをやれと言われているときもある。
「「どこまでも自分でなんとかしないといけない。」と思ってるとつぶれるよ。」と、アドバイスをくれました。

この言葉には、本当に助けられたと思います。

つぶれる人は責任感がある人が多く、なんとかしようとするからつぶれてしまいます。
つぶれてダメになってしまっては、なんのために働いているのかわかりません。

自分にとっては何がベストか、仕事の心配も大事ですが、まずは自分の心の心配をするのが一番大事です。

上司には相談しても無駄なことが多い

一日4時間も怒られているので、当然まわりからその状況を見られており、またまた元OJTが声をかけてくれました。

先輩「まるぺん君が悪いとしても、今の状況はおかしい。早く上司に時間を取ってもらって相談した方がいい。」

私「でも、私が悪いところもあるので、何とかしてほしいとは言えそうにないです。」

先輩「何も考えなくていいからとにかく相談してこい!」

そう後押ししてくれ、先輩が有休の日の業務時間外に、上司に相談の時間を取っていただきました。
そこで、今の状況がつらいこと。仕事が進まないのもつらいし、毎日怒られる時間が長いのもつらいことを伝えました。

その結果・・・

・次怒られていたら、「その辺にしとけ」と止めてくれる
・でも、自分が悪いところは直せ

と、ごもっともな回答をいただきました。

しかし、翌日さっそく朝から怒られ始めたが、4時間の説教の中、一度も上司は止めてくれませんでした。

上司に相談すること自体はおすすめしますが、必ずしもいい方向に行くとは限りません。
上司も先輩に味方する場合もあります。

また、上司に相談している時点で「こいつはまだ相談できるくらい大丈夫(精神的に)そうだな」と思われている気がしました。

少し話がずれますが、同期でな同じ部署で亡くなった方がいます。
私と同じような状況の方でした。

結局、そのくらいにならないと会社は動かず、同期がなぜ亡くなったのかは展開がありませんでした。
そのあと亡くなった同期の先輩は長期休みになりました・・・。

同期がなくなった理由はわかりませんが、会社はそのくらいにならないと動いてくれません。
本当にダメになってからでは遅いのに、本当にダメになるまで動いてくれません。
なので、自分の身は自分で守るしかありません、そう思いました。

仲のいい友人、同期の存在

私の場合、他部署にとても仲のいい友人がいたため、よく帰りにご飯に一緒に行き、私の愚痴を聞いてくれました。

仕事のことをいろいろ話し、その時だけが唯一の心が休まる時間でした。
やはり、彼氏・彼女にはなかなか本当につらいことは相談しにくいものです。

自分がダメなやつとなかなかさらけ出せないので。。
仲のいい友人や、同期に相談するのはとてもよいと思います。

自分の中での心の支えをもつ

先輩の言葉もそうですが、私の場合は「鬱になったら生命保険に入れないらしい」という話を聞き、それを信じました。

「先輩のせいで俺の一生を台無しにされたくない。」

「絶対に会社は休まない。たとえ怒られようとも、休んだらあいつ(先輩)に負けたことになる。」という信念(?)を持ち、なんとか耐え抜きました。

変な話ですが、これが一番の支えだったと思います。

(鬱になったら生命保険に入れなくなるかは、調べてはいませんでしたが、どうやら、過去5年間以内にうつ病と診断されていると入れないみたいです。5年間経つと治癒になるみたいですが。)

なので、たとえ自分にも悪いところがあっても、自分の中で「これだけはやってやる!」っていうのを持っておくと良いと思います。

上司がダメなら労働組合に相談する、または転職も考える

どんなにひどい状況でも、まわりがなんとかしてくれるのはレアケースです。

私も同じフロアではすごい有名な存在(いつも怒られ続けているという意味で)でしたが、誰かが止めに入ってくれたり、やめさせるよう上司に言ってくれるようなことはありませんでした。

結局は自分でなんとかするしかないので、上司に相談してダメならその上の上司、その上もダメならその上に行くしかありません。
鬱になってしまう前にどれだけ自分のために頑張れるかが重要だと思います。

この動きは、早いにこしたことはなく、「自分はまだ大丈夫」「自分が悪いから怒られているんだ」「自分でなんとかしないと」と思っている方は特に早めに相談されることをお勧めします。
とは言っても、相談なんてできない・・。って方は、転職も視野に入れてもよいかもしれません。
怒ら続けていると、自分はダメな奴。どこにいっても、何もできないんだ。と思いがちですが、そうではありません。

怒られすぎて、委縮している、本来の力が十分に発揮できていないかもしれません。
今の会社にしがみつかなくても、転職して頑張ろうという気持ちがある人ならやっていけます。
本当にダメになる前に、相談などができない方は転職をおすすめします。

最後に

私の場合、最後どうなったかというと、中途採用で入ってきた先輩(救世主)が現れ、怒られているたびに「まるぺん君の仕事が進まないので、わーわー言うのやめてもらえますか。」と止めてくれました。

ちょうどそのタイミングで、親会社への出向が決まり、先輩と強制的に離れる状況になりました。

出向先にいる間に結婚もし、子供も生まれました。

出向期間中も、あの時は何だったんだと思うほど、怒られることはなく、むしろ他のチームの同年代の出向者よりは、できる方という扱いです。

あの時があったからこその今かもしれませんが、あのまま救世主もこず、出向もなかったら私はつぶれていたかもしれません。

今これを読まれているあなた。

仕事がつらくて、耐えられなくて、辞めたいと思っているなら、抱え込まないでください。

まずは、友人、家族に相談をしてみてください。

今回ご紹介したのはあくまでも私の経験をもとに感じたことです。

全てが正しいわけではないと思いますが、少しでもみなさんの参考になると幸いです。

気分転換に実用書とか読んでみたりするのもいいかもしれませんよ。

最高の人生のつくり方
by カエレバ

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