我が家には和室がありません。
戸建てには和室がついているものだという感覚で、マイホーム計画中には和室を作る予定でしたが
そもそも和室は必要なのかを改めて考え、結果的に和室を作りませんでした。
マイホーム計画中で、予算をできるだけ下げたい方は参考になると思います。
そもそも和室は必要なのか?
畳がある家で生活していた方は、「家には和室があるのが当たり前」という感覚があると思います。
私もそうでしたが、よくよく考えると
和室っていつ使うの?頻度は?洋室の方が便利じゃない?
と思うようになりました。
私が実家で和室を使っていたのは・・・
- お客さんがきたときの応接用
- お客さんの寝室
- 畳でごろんと昼寝
上記レベルの使い方だと、「和室じゃないと困るかというと別に困らない」という結論になり、和室をなくしました。
人それぞれ和室の使い方は異なると思いますので、一度和室は本当に必要なのか、使い方や頻度を考えてみると良いと思います。
和室がないことによるメリット
コストメリット
1番は、やはりコストメリットで、6畳の部屋を和室からフローリングの洋室にしたところ、私の建てたハウスメーカーでは50万ほどコストが低減できました。
和室にする場合、畳を敷く必要があるため、段差をなくすために畳の厚さ分、床を掘り下げなければなりません。
そのため、洋室よりもコストが高くなるらしいです。
掃除が楽
フローリングだとフローリングモップでちゃっちゃっと掃除ができますが、和室だと掃除機をかける必要がでてきます。
私と妻はめんどくさがりなので、掃除が楽なのはとても便利に感じてます。
また、子供が飲み物やお菓子をこぼしたとしても畳には染み込みますが、フローリングだと拭くだけできれになるので、メンテ性にも優れます。
畳は長期的に見ても張り替えが必要だったりもするので、長期的にもメンテ性やコストとしてはフローリングの方がよいと思います。
老後に1階のみで生活できる
私の家は2階建てで、寝室は2階にあります。
1階の部屋はLDKと洋室1部屋のみのため、老後に足腰が悪くなった際に1階のみで生活しようとすると1階に寝室が必要です。
1階の洋室を和室にしてしまうと、ベッドが置けなくなります。
老後に布団で寝るのもありですが、ベッドが置けるようにしておいた方が自由度が高まります。
また車いすになった場合もフローリングの方が移動が楽なため、老後のことも考えても和室の洋室化はアリです。
和室がないことによるデメリット
個人的にはあまりデメリットは感じませんが、強いていえばこんか感じです。
床になにも敷かずすぐに昼寝できない
ちょっと昼寝でもしようかなっていうときに、フローリングに直接寝ると痛くて寝ずらいです。
和室だと痛くなく畳の香りも感じながらお昼寝できますが、フローリングではそういうことができなくなってしまいます。
仏壇が似合わない
洋室だと仏壇が似合いません。。
こればっかりはどうしようもありません。。
将来仏壇を置く場合は、ユニット畳や畳のシートを敷くことで違和感をなくせるんじゃないかと思いますが、こればっかりは和室より見栄えが劣ってしまいます。
「和」のものが似合わない
洋室には床の間がないため「掛け軸」、「ひな人形」、「兜」 などが和室よりは似合いません。
まぁでも、私の家ではおひなさんの時期には洋室に「ひな人形」を飾っていますが、特に違和感はないため、まぁ許容範囲内だと思います。
掛け軸や壺など、和のものを飾り趣を感じたい人は、和室は必要かもしれません。
まとめ
なかなか、和室がないというのは寂しく感じるところもありますが、実際住んでみて特に不自由はないです。
むしろ、洋室の方が使用頻度が高く便利に感じます。
コストをできるだけ抑えたい方は、使い方や使用頻度をもう一度考えながら、本当に必要かをご検討されると良いと思います。