家づくりのとき、あまり室内物干しにこだわる方は少ないと思います。
しかし、洗濯は生活の中でも頻度が多いものなので、利便性を考えて、設置すべきです。
洗濯物は外に干すことが多いかもしれませんが、雨の日や花粉の時期など部屋干しする機会は多いと思います。
部屋干しについて考える際には、どの部屋のどこにどのようにして干すか、自分の普段の行動を考えながら、どの室内物干しにするかを考えることが重要です。
できる限り手間がかからず、楽に家事ができて、確実に乾き、かつ見栄えがよいものがいいですよね!
そこで今回は、オススメの室内物干しと、部屋干しする際の気をつけておきたいポイントをご紹介したいと思います。
どういうときに物干しが必要か
部屋干しについて、まずどういうときに室内物干しが必要かを考えます。
- 洗濯機から取り出したときのチョイ干し
- 雨の日に室内に干すとき
- 花粉、野焼きなど外に干せないとき
- 長期出かける前
- 外に干したくないものを干すとき
私の場合はこんな感じです。特にマーカー部2つは重要です。
物干しの見栄え
次に物干しの見栄えについてです。
固定方法
・物干し竿を常につけておき、いつでも干せるようにしておく
使用頻度が高いところは、物干し竿をつけたり、外したりするのは面倒くさいですよね。そういうところは、いつでも干せるように常に干せる状態にしておきましょう。
<使用頻度が高い場所>
- 洗濯機横(洗面所)は、洗濯のたびに使用するため
- 物干し竿は簡単に外せるようにしておく
雨の日や花粉が多い時期のみにしか部屋干ししない場合は、物干し竿を取り外せるようにしておくと見栄えがすっきりします。
物干しの耐荷重
見栄えも重要ですが、機能についてはよく考えなくてはいけません。
物干しの機能で重要なのは、耐荷重です。洗濯後濡れた洗濯物は重たいです。
耐荷重を超えた重さの洗濯物を干すと、物干しが壊れるものもありますので、物干しを選ぶ際は耐荷重を特に気にして選びましょう。
普段の洗濯物が、どのくらいの重さがあるのかわからない場合は、洗濯物をもって体重計で測ると良いです。
物干しの配置
室内干しは、生乾き臭がしたりするため、空気の通りがよいところ、またはエアコンの吹き出し口の延長上に
配置すると、エアコンの風で乾かすことができて良いです。
間取り検討時にエアコンの配置と合わせて、物干しの位置も検討してください。
おすすめの物干し
ホスクリーン、エアフープ
ホスクリーン、エアフープは天井に取り付けた金物に、取り外し可能なポールを取り付けて使用します。
<メリット>
必要なときだけポールを差せるため、ポールを片付けて物干しを目立たせないようにすることができます。
また、天井に金物を取り付けるため、耐荷重が高いです。
たくさんのものを干す場合は、ホスクリーンやエアフープにしておけば間違いないです。
<デメリット>
ホスクリーンは一度取り付けると金物の移動ができないので、取り付ける際は干渉がないかよく確認してください。
特に下記については要注意です。
- 押入れの扉の可動軌跡
- 壁
- エアコン
- カーテン、カーテンレール
- 家具
※配置予定の家具サイズを確認してください。
2本セット! 川口技研 室内物干し [SPC-W] 薄型スタイリッシュ 室内用ホスクリーン スポット型 標準サイズ2本1組(460・550・640mm)ホワイト あす楽 | ||||
|
ホシ姫サマ
ホシ姫サマは使用しないときには天井に格納し、使用時に降下させるタイプの室内物干です。
昇降式の物干で1番有名なのがパナソニックのホシ姫サマです。
<メリット>
物干し竿ごと天井に格納できるというのがホシ姫さまのメリットです。
いつでも干せる状態にしておきたいけど、見栄えはすっきりさせたい人にはおすすめです!
洗濯物を干しやすい高さまで竿を下げることができるので、身長が低い方でも便利な室内物干しです。
<デメリット>
1番のデメリットは価格の高さです。取り付けを含めて10万円前後かかるため、値段と見た目でホスクリーンと比較して決めると良いと思います。
また、天井に格納されるので、ホスクリーンより天井の格納部が目立ちます。
埋め込みタイプはまだましですが、天井直付けタイプは見た目がかなり目立ちます。
割と大きいので、洗面所が狭いと洗面台や洗濯機、配置予定の家具と干渉する可能性がありますので、注意が必要です。
物干しワイヤー
巻き取り式のワイヤーを引きのばし、そのワイヤーに洗濯物を掛けて使用します。
ホスクリーンとホシ姫サマは天井に取り付けますが、物干しワイヤーは壁に取り付けて使用します。
<メリット>
天井へ何も取り付けないため、天井がすっきりします。
また、価格も1万円もしないので気軽に取り付けやすく、柱がある場所に取り付ければ、下地を準備する必要がないので、後付けでも取り付けやすい室内物干です。
<デメリット>
耐荷重が低いものが多い。
耐荷重が低いため、洗濯物をたくさん干すとワイヤーがたわんだり、物干し自体が壊れる可能性もあります。
そのため、たくさん物を干す人には不向きです。
実際に私が使用してみた感想
私が実際に住んでみて、使用してみた感想です。
私の家の物干しの仕様はこんな感じです。
<室内干し>
- 1F 浴室内に2本(浴室乾燥つき)
- 1F 洗濯機横に1本
- 1F リビング横の洋室に2ヶ所(ホスクリーン2本)
※ちなみにすべて、物干し竿は常時つけっぱなしです。
<外干し>
- 1階リビングの外壁に物干し竿2本
- 2階バルコニーに物干し竿2本
一見干す場所が多いですが、
「室内物干しを1Fにあと1本つけてもよかったかな」と思いました。
その理由は、、、
その① 1Fで洗濯したものを2Fに運ぶのはかなり面倒くさい!
1年住んで、2Fのバルコニーに干したのは5回くらいです。思いのほか2階に上がるのは面倒くさいです。
その② 洗濯をまとめてしたときに、室内に干す場所がなくなる
お風呂場に干していても、お風呂に入るタイミングで移動させなければならず、干す場所がなくなるときがあります。
しょうがなく、いすやドアにかけたりなんてことも・・・
その他、布団のシーツなどを洗濯したときにも、物干し竿が足りなくなるため、あともう一本あるとよかったかなーと思いました。
ホスクリーンについては、結局ずっとつけっぱなしです。
おそらく、ホシ姫サマや物干しワイヤーにしていてもほとんど出しっぱなしにしていた気がします。。。
たくさん洗濯物を干すことが多いため、うちはホスクリーンで正解でした。
皆様の参考になると幸いです。
住んでみて後悔しないよう、室内物干しについて今一度検討してみてください。